3か月が過ぎて

カリフォルニアに来て3か月が過ぎました。日本にいた時よりも、時間がゆっくり、穏やかに流れているような気がします。
主人のアメリカ勤務の話が出始めたのは去年の春。ちょうど次男が中学受験の頃でした。彼が寮のある学校に合格にしたら、末っ子を連れて私もアメリカに行こうかなぁと漠然と思っていました。次男はなかなか合格通知を手にすることが出来なかったのですが、最後には願いをかなえ、私たちもアメリカへ行くことを決めました。
主人が赴任したのは9月。(実はここから半年の主人は公私ともにとても大変だったと、こちらに来てから知りました。)私は本当に英会話が苦手なので、自分がアメリカで生活するなんてことは全く考えられず、それに上の二人の息子たちや高齢の父、仲良くしてくれたお友達たちと離れることを想像すると胸が締め付けられるような思いがして、その頃はとにかくアメリカに行くことを考えないようにして毎日を過ごしていました。必要に迫られ、9月からは息子と二人で英会話教室に週2回ずつ通い、少し英語が好きになってきた時にはもう1月。さすがに、アメリカでの生活のことをちゃんと考えて、向き合わなければと思い始めました。そこから出発までの3ヶ月間の忙しかったこと!荷造りはもちろん、健康診断を受けたり、学校や暮らしのありとあらゆる事務手続きをしたり、思っていた以上にやらなければならないことが多かったのです。
このブログには基本的には楽しいことしか書いていませんが、日本に帰りたいなとか日本の暮らしに戻りたいなとか考え出して、涙が止まらなくなったことも何度かありました。この1カ月ぐらいでやっと、このカリフォルニアでの生活が「私の生活」になってきたように思います。今でも色々な場面で冷や汗をかくことはありますが、それは日本にいても同じかなと思えるようになってきました。
今日は七夕ですね。残念ながらアメリカにはそういう習慣はないようです。息子は短冊にお願い事を書いたことを懐かしく思い出していました。
今日の画像は、「大人な旅行」の帰り道にあった洋ナシ畑から。